8月27日、プレミアリーグ第3節のシェフィールド・ユナイテッド vs マンチェスター・シティの試合
結果はロドリの決勝ゴールで2-1でシティが辛勝。
両チームのシステム、マンチェスターシティが引いた相手に対してどう崩したのかを解説していきます。
両チームのシステム

マンチェスターシティの守備時の布陣は【4-4-2】、攻撃時は【3-2-4-1】陣形で攻撃を組み立てる。


守備時は4バック(CBアケ・ディアス、右SBウォーカー、左SBグバルディオル)、ビルドアップ時はグバルディオル(左)、アケ(中央)、ディアス(右)の3人で最後方からパスを回しながらゲームを組み立てる。
3バックの回しに2ボランチのロドリとコバチッチが加わり、サイドへの揺さぶりを入れながらFWやインサイドハーフへの縦パスを試みる。
攻撃時の右のワイドにはウォーカー、左のワイドにはグリーリッシュ。インサイドハーフはアルバレスとベルナウドシウバが担当。センターフォワードにはハーランドが配置された。
一方、シェフフィールドの陣形は【5-3-2】で、終始5バックで自陣ペナまで下がり決定的なシュートを打たせないような対応。シティのサイド攻撃には大外のDFが対応し、そのカバーに左右のCBがカバーにはいる形。
ボランチは3枚配置し、インサイドハーフのアルバレス、ベルナウドシウバ、ボランチから侵入してくるコバチッチを捕まえる。FW2枚はシティのボランチをなるべく使われないようにすることディアスとグバルディオラの持ち上がりをケア。
5バックで引かれるとさすがのシティも攻めあぐねていた印象。ペナ手前までは侵入できるものの、シェフフィールドの3バックを中心とした固い守備の前にいい形でのシュートを打たせてもらえない。
シェフフィールドの5バックに対するシティの対応
シェフフィールドは5バックによって、シティの3バック以外の侵入してくる相手に対してはすべてマンツーマンで対峙できるような陣形をとる。両脇CBが余っているのでシティがいかにCBをつりだして裏を取れるかがこの試合のキーポイントになると予想していた。どうその守備包囲網を破壊していったのかを確認していく。
マンチェスターシティ対応① : 両CBの持ち出しと背後へのフリーラン

マンチェスターシティ対応② : ロドリのポジショニングと展開

マンチェスターシティ対応③: ピッチの幅を使いながら中央突破
