土鍋の目止め方法!おかゆや片栗粉で簡単に!【動画解説】

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炊飯器ともお別れをして、ついに購入しました「土鍋」。今回選んだのが長谷園の『かまどさん』。じっくりと熱を通すことで美味しいご飯が炊けるので土鍋をすぐに使いお米を炊きたいところではありますが「ある作業」が必要なのです。

それが「目止め」です。この目止めの作業を怠ると器の水漏れやひび割れという最悪な事態になりかねません。

おうちに秋田県からあきたこまちが届きましたが、「今すぐに炊きたい」気持ちをグッとこらえて実際に目止め作業をしました。

これから土鍋の目止め作業を絶対失敗したくない人に向けて、ここでは

  • そもそも目止めって?目止めの目的は?
  • 詳しい目止めのやり方・方法
  • 土鍋を長く使うコツ

など、愛してやまない土鍋を末長く使うコツを余すことなく紹介しています。この記事を参考に土鍋と一緒に食卓をお楽しみください。

今回、一番簡単で効果のある方法の片栗粉を使った「目止め」を試してみましたので手順などを参考にしてください。

おかゆを使ってやる目止めよりも、時間を短縮して簡単に行うことができます。動画で目止めの方法を知りたいという人は参考にしてください。

「土鍋の目止めって何?詳しく知りたい。」「なんのために目止めってやるの?」っていう人はこのまま読み進んでもらえればわかります。

土鍋の目止めとは?土鍋をすぐ使いたい人必見

もともと土から出来ている土鍋や食器類は目に見えない穴が無数に開いています。もしこの穴を塞ぐことなく使い続けていると弱まった部分に亀裂が入ったり、穴が巨大化して水漏れを引き起こします。

「鍋なのに水漏れ、、」といった事態にならないためにも穴を塞ぐ、この目止め作業が必要なのです。

なぜ「土鍋の目止め」が必要な理由を以下でまとめています。

  • 大きなひび割れを防ぐため
  • 水漏れをさせないため

まだ火にかけていない土鍋は熱に慣れていないため、最初に強火で熱するとひびが入ってしまいます。

目止めをすることでヒビの原因である穴を塞ぐことができ、水漏れを防止してくれるのです。

目止めにはおかゆや片栗粉を利用する方法があり、これらに含まれるでんぷん質が穴を塞いだり、埋めたりする効果があります。

目止めが必要な理由が分かったところで、目止めの方法を詳しく解説していきましょう。

土鍋の目止めの方法を徹底解説

土鍋の目止め方法といっても様々な方法があります。

  • おかゆを炊いて目止めする方法
  • 片栗粉を使って目止めをする方法

代表的なものが上記2つなので、それぞれ手順を解説していきます。

おかゆを炊いて目止めする方法

まず最初に、おかゆを炊いて目止めするやり方。

「なんかおかゆでの目止めって面倒くさそう、、」って思っている方も多いのでは?

そんなことはありません。想像以上に簡単にできるので手順を参考に試してください。

【目止め手順(おかゆ)】

  1. 水洗いして完璧に乾燥させる
  2. 乾いたら土鍋の8分目まで水を注ぎ茶碗一杯分のご飯を投入
  3. 弱火で煮詰めておかゆ状になったら火を止めて1時間放置する
  4. おかゆを出した後は水洗いをして乾燥させたら「目止め」は完了

土鍋は急な温度変化に敏感でいきなり強火で温めるとひび割れする可能性があります。最初は必ず弱火で炊き始めるようにしてください。炊き始める時に土鍋の裏面に水滴が付いていないことも忘れずに確認しましょう。

必ず意識してやるべきことは

  • 炊き始めは必ず「弱火」
  • 炊き始める時は必ず「乾かす」こと

おかゆでの目止めを大変だと思っていた方は、意外に簡単で驚かれたことでしょう。

「目止めのついでにおかゆも作ってご飯食べよう!」など食事と並行して目止め作業したい方にはおすすめです。ですが、おかゆを使った手順よりも簡単な方法があります。

それが「片栗粉」を使ったやり方です。詳しくみていきましょう。

片栗粉を使って目止めをする方法

実際に私たちが試してみて成功した「片栗粉」を使った目止め方法も紹介していきましょう。動画(Youtube)でも手順を載せているので参考まで。

【目止め手順(片栗粉)】

  1. 水洗いして、完全に乾かす
  2. 8分目まで水を入れて、片栗粉も投入
  3. 蓋をしないで1時間ほど弱火で加熱
  4. 完全に冷めるまで待つ
  5. 冷め切ったら、水洗いして完全に乾かす

1. 水洗いして、完全に乾かす

最初に鍋の状態が正常であるかを確認できたら、水洗いをしていきましょう。ここで大切なのが完全に乾かす(水滴を残さない)ことです。ちなみに扇風機やサーキュレーターで乾かすのがおすすめです。

もし水分が残っている状態で火をかけるとひび割れになる可能性も。「早く土鍋を炊きたい!」っていう気持ちはもう少し我慢が必要です。

2.8分目まで水を入れて、片栗粉も投入

土鍋が完全に乾き切っているのを確認できたら、8分目まで水をいれていきます。ここで土鍋の穴を塞いでくれるでんぷん質を含んだ片栗粉を投入していきます。片栗粉の目安は、水に対して1割程度。

片栗粉が全体に染み渡るように混ぜることをお勧めします。熱し始めても片栗粉が固まらないようにしていきます。

3.蓋をしないで1時間ほど弱火で加熱

片栗粉を投入したら弱火の火をかけていきます。蓋をしないで1時間ほど加熱していきます。

4.完全に冷めるまで待つ

1時間の加熱がおわったら土鍋が完全に冷めるまで待機しましょう。

5.冷め切ったら、水洗いして完全に乾かす

完全に冷め切ったら、中の片栗粉を洗い流して全ての水分がなくなるまで乾かしていきます。

以上の作業で目止めは終わりです。簡単ですね。土鍋とこれから長いお付き合いをしていくためにも目止め作業での焦りは禁物です。

土鍋を長く使うコツ

最初に目止めを行うのはもちろん、定期的な目止め作業が必要になります。みなさんの土鍋の表面を近々とみるとわかりますが、蜘蛛の巣のように細い線が入っています。

この細い亀裂は一時的には問題ありませんが長い間、目止めをせずに使っていくとひび割れします。紹介したような目止めを定期的に行うことで亀裂部分を強化してくれるのです。

【土鍋を長期間使うためのポイント】

  • 急激な温度変化を避ける
  • 研磨剤の使用は避ける
  • 完全に全体が乾くまで使わない

★急激な温度変化を避ける
土鍋は膨張や収縮を繰り返しています。急に熱したり、冷やしたりするとそれに対応できなくなり、ひび割れを起こしてしまいます。

火にかける前に必ず乾いていることを確認してから、弱火で少しずつ温めていきましょう。料理が終わった後もすぐに冷たい水につけるのではなく、鍋の温度が自然と下がるのを待ちます。

★研磨剤の使用は避ける
たわしやステンレス製の表面がザラザラしたもので土鍋を洗うことは絶対にやってはいけません。これらの研磨剤はさらに土鍋の表面に傷をつけひび割れの原因となります。

柔らかい素材のスポンジで洗い流すことをお勧めします。

★完全に全体が乾くまで使わない
最後に重要なことが完全に乾かすことです。先ほども伝えたように土鍋には目に見えない傷がたくさんあります。完全に乾いていないとヒビに水が長時間含んだ状態となり、カビや匂いうつりの原因となります。

土鍋の使用前と後は常に乾かしておくことは忘れないようにしましょう。

土鍋の目止め作業まとめ

これまで土鍋作業を手順を追って紹介してきました。注意すべき点はたくさんありますが、難しい作業は1つもありません。目止め作業を定期的に続けていくことで、お気に入りの土鍋のご飯を長く食べ続けることができます。

これから「目止め作業をやろうと思うけど、うまくできるか心配。。」という方の手助けになれることを願っています。